拙著『使ってみたい武士の作法』の宣伝

チャンネル桜「魁! 武道通信TV」独りごと <四>

 

 9月からの番組編成で「魁! 武道通信TV」の時間帯が変更になった。同じ火曜日であるが、深夜12時からに。若者<しか>観てないだろうとの判断か。

 それはともかく、放映チャンネル「パッピー241チャンネル」が倒産すると云う。チャンネル桜は他のスカパーのチャンネルに移行するかしかないようだ。

 1ヵ月前、241chはチャンネル桜の後援、製作支援を受けた「ガンバレ自衛隊、安全保障アワー」新番組制作発表会を盛大に行ったばかり。防衛大臣まで参列したと云う。これは、チャンネル桜のコネを利用し、株価吊り上げを狙った後の計画倒産と疑われも仕方ない。

 

 町人の謀略はさて置き、9日の放映番組内で、拙著『使ってみたい武士の作法』の宣伝をさせてもらった。奇しくも編集員の扇さやさんが初のアルバムを出したこともあり、二人の<自己宣伝>となった。

 話し相手が扇さんなので、さむらいは女性にやさしいことを強調しておいた。騎士道のレディーファーストは実は、女性を先に部屋、馬車に乗せ、盾代わりにすることが始まり。さむらいとは非なる武人である。

 武道通信かわら版で、山本山本伊左夫さんが「武士・騎士・紳士」を長く連載しておられるが、読まれている方は騎士が何者かはわかっておられよう。

 

 武士と騎士の戦闘方法をみれば一目瞭然。ハンチトンなる男から「日本は一国一文明」と論ぜられ喜ぶ保守論客は、武士が何者であったかという考察をしたことはなかった、縁がなかった至福な町人知識人ゲノム(DNA)の末裔であろう。

 拙著には明言はしてないが、このような辛らつな暗黙の苦言が行間に詰まっている。現代の競技武道家へも、「おぬしたちはさむらいか」と、行間で問うている。

 

 さて今朝、武道通信讀者へ宣伝メールを送った。同文を添えさせていただき、「けむり」訪問者への宣伝とさせていただく。ご無礼!

 

拙著『使ってみたい武士の作法』ご案内

 このたび、『使ってみたい武士の作法』を並木書房から上梓しました。

 『武道通信』創刊から十年、「武士とは一体、何者だったか?」を広く、世に問うために書き上げた次第です。

 なぜなら、近年、ブームといわれる時代劇映画・小説。また、時代考証本の武士像は、実像と異なる点が多々あるからです。

 全国発売は今月、922日ごろとなります。

 <定価1400円(税抜き)>

 内容(表紙・目次)等は、武道通信HP「無銘刀(掲示板)に掲載されております。 発売と同時に売り切れます(笑)。ついては、並木書房HP「編集部より」に先行予約の案内がアップされています。送料は無料です。アクセスしてみてください。

 http://www.namiki-shobo.co.jp/

                        杉山頴男 拝