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早稲田大学国際教養学部小柄工房ワークショップ

5月8日、小柄工房ワークショップを開講しました。

DVDで刀鍛冶の仕事を観ていただいたあと、玉鋼から刀まで作刀工程の実物を個々にご覧にいれまた直接手に触れる形式でのワークショップす。質問はいつでもOKのにぎやかな講座です。年二回のこの講座、三年目になりました。また日本語がかなり理解できる留学生の皆さんに今も自然に会話の中に使われている刀由来の言葉、例えなどを実際の刀をご覧にいれ持っていただきながら解説しました。よく使われる「しのぎを削る戦い」の「しのぎ」の部位を観ていただき。しのぎが削れる状態とはどういうことか、何故刀の刃がしのぎに当たると削れるのか?その理由などを解説します。また、「焼きを入れる」とは実際どういうことか?テストピースをヤスリで削っていただき焼き入れ前と焼き入れ後の硬さの違いを体験してみます。今年は刀鍛冶が制作した「火縄銃」も登場、「火蓋をきる」の言葉に由来と実際の火蓋がどこで、キルとはどういうことかなども解説しました。また、日本刀の拵え(外装)には日本の伝統工芸のほとんど全ての分野のものが使われていることなど、単に武器だけではない工芸品としての日本刀の一面も解説します。玉鋼の重さに驚き、刀を持っては固まりと、盛りだくさんのワークショップですが現代の日本人がなにげに使っている言葉の中に未だに多くの刀由来の言葉が使われていることに皆さん驚いていました。毎度のことですが、留学生の皆さんの日本理解のお手伝いになることを願っています。

写真左上から、本日のテキスト配り、玉鋼、刀を持って「しのぎ」の解説、刀由来の言葉の解説、火縄銃の解説、記念写真、です。